■おおわにシャモロックファーム・直営農場
鶏舎の消毒・清掃、部外者・車両等の立ち入り制限、鶏舎出入りに際しての消毒の励行、野鳥等の侵入防止網、害虫の駆除、等を確実に行っています。
■高病原性鳥インフルエンザ対策
平成16年1〜3月にわが国で発生した本病については、カモ等の渡り鳥が日本にウイルスを持込み、その糞便が感染源となり野鳥、ネズミ、人等を介して養鶏場の鶏に感染した可能性が高いとされています。
【対策】
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項 目 |
対策法 |
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鶏舎、鶏舎周辺 |
1.鶏舎周辺は消石灰散布
2.鶏舎内は消毒薬の散布または石灰乳の塗布 |
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鶏舎への野鳥及び野生動物等の進入防止 |
1.鶏舎の破損箇所の補修
2.窓･開口部は目合16mm以下の金網等を張る
3.ねずみ・はえ・蚊の駆除
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部外者・車輌の立ち入り禁止 |
1.やむを得ないときは場内専用衣と靴に交換する。
2.車輌消毒、特にタイヤを徹底的に消毒する |
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鶏舎専用の衣服、長靴の使用 |
1.鶏舎出入り口に足踏み消毒槽、手洗い消毒盤及び更衣室を設ける。
2.鶏舎の出入りに際して 必ず作業靴及び手指を消毒し、鶏舎専用の帽子、作業衣、作業靴に交換して入舎する。
3.鶏舎専用帽子・作業衣は毎日洗濯する。
4.作業靴は毎日終業後に消毒液中で汚れを落し、翌朝まで新しい消毒槽内に浸漬しておく。
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■飼育環境
鶏舎は、家畜伝染病予防法の飼養衛生管理基準を守りながら、より自然に近い環境で飼育するため、敷料(もみがら)や陽光、風通し等に配慮した構造になっています。
飼育密度も、地鶏の日本農林規格（1m2当たり10羽以下）の倍の広さ(1m2当たり5羽以下)で平飼い(鶏舎内で放し飼い)しています。
シャモロックの飼育地は、豊かな自然に恵まれた場所にあり、ヒナたちは、ストレスのない環境で、のびのびと生育しています。
■防疫対策
農場の周囲には、部外者の立ち入りを禁止するためフェンスを設置しています。
入場ゲート付近には、部外者立ち入り禁止の看板を設置しています。
入場車両は、入場ゲート前で消毒をして入場します。
鶏舎内には、特定の作業者以外立ち入りを禁止しています。
鶏舎内に入る際は、鶏舎用作業着と靴に取り替え、踏み込み消毒槽で消毒します。
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部外者立ち入り禁止の看板とフェンス |
入場車両の消毒 |
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■オールイン、オールアウト方式の飼育方法
「青森シャモロック」の飼育方法は、オールイン、オールアウト方式を採用しています。
オールイン、オールアウト方式とは、鶏を収容していない鶏舎にヒナを導入して飼育を開始して、約４ヶ月の飼育終了後は全羽数を鶏舎から出荷してしまいます。出荷終了後は、鶏舎の消毒を徹底して行い、次のヒナの導入準備をします。おおわにシャモロックファームでは、出荷終了後の鶏舎を清掃してから３回以上消毒を行っています。この方式を採用することにより、鶏舎の消毒が徹底して行なうことができ、病気の発生を防ぐことができます。ただ、この方式は、大型の鶏舎に大量の鶏を飼育するのと異なり小型の鶏舎を数多く必要とするため、経費は高くなります。
■７つの飼育基準
（１）素ビナは交配様式（「青森シャモロック」とはの図を参照）
青森シャモロックの素ビナは交配様式から生産される雛です。
「在来種由来血液百分率」は75％です。日本農林規格では「地鶏肉」と表示できる「在来種由来血液百分率」を50％以上と定義していますので「青森シャモロック」は「地鶏肉」の基準に達しています。
（２） 飼育期間
雄は生後約100日間、雌は生後約120日間飼育しています。
日本農林規格では「地鶏肉」と表示できる「飼育期間」は80日以上です。
（３）飼育施設
鶏舎内で平飼いです。
（地鶏肉の日本農林規格概要において平飼いとは、鶏舎内、又は屋外において鶏が床面又は地面を自由に運動できるようにして、飼育すう飼育方法をいいます。）
（４）飼育密度
1m2あたり5羽以下で飼育しています。
（５）飼料給与体系
餌付け〜28日齡：青森シャモロック用前期飼料（抗菌性飼料添加物を含まない）
29日齡〜出荷：青森シャモロック用後期飼料（抗菌性飼料添加物を含まない）
出荷2週間前〜：フジガーリックＡを0.3％添加
（６）衛生管理
飼養衛生管理基準（家畜伝染病予防法施工規制第21条 平成16年12月施行）に従った衛生管理を行っています。
（７）鶏糞処理
「家畜排泄物の管理の適正化および利用の促進に関する法律」が定める管理基準に従い、鶏糞を適性に管理しています。
管理基準とは、家畜排泄物の処理または保管の用に供する施設の構造設備およびその管理の方法に関して畜産業を営む者が尊守すべき基準を定めたものです。
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飼養衛生管理基準
（家畜伝染病予防法施行規則第２１条において規定）
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畜舎及び器具の清掃又は消毒を定期的に行うとともに、家畜及び作業衣、作業靴等を清潔に保つこと。
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畜舎に出入りする場合には、手指、作業衣、作業靴等について、家畜の伝染性疾病の病原体がひろがるのを防止するために必要な消毒その他の措置をとること。
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飼料及び水に家畜及びねずみ、野鳥等の野生動物の排せつ物等が混入しないよう努めること。
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他の農場等から家畜を導入する場合には、当該家畜を導入することにより家畜の伝染性疾病の病原体がひろがるのを防止するため、当該家畜に異常がないことを確認するまでの間他の家畜と接触させないようにすること。
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他の農場等に立ち入つた者がみだりに畜舎に立ち入らないようにするとともに、他の農場等に立ち入つた車両が農場に出入りする場合には、当該車両の消毒に努めること。
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畜舎の屋根又は壁面に破損がある場合には、遅滞なく修繕を行うとともに、窓、出入口等の開口部にネットその他の設備を設けることにより、ねずみ、野鳥等の野生動物及びはえ、蚊等の害虫の侵入の防止に努め、必要に応じて駆除すること。
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家畜を他の農場等に出荷する場合には、当該家畜が移動することにより家畜の伝染性疾病の病原体がひろがるのを防止するため、当該家畜の健康状態を確認すること。
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家畜の異常をできるだけ早期に発見することができるよう、家畜の健康管理に努め、異常が認められた場合その他必要な場合には、獣医師の診療を受け、又は指導を求めること。
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家畜の健康に悪影響を及ぼすような過密な状態で家畜を飼養しないこと。
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家畜の伝染性疾病の発生の予防に関する知識の習得に努めること。
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■おおわにシャモロックファーム・直営食鳥処理場
■食鳥処理場
食鳥処理場は、年間処理羽数が３０万羽を超えるものを「大規模食鳥処理場」、３０万羽以下のものを「認定小規模食鳥処理場」といいます。
おおわにシャモロックファームの食鳥処理場は、後者の「認定小規模食鳥処理場」です。
食肉処理 |
■食鳥検査
食鳥処理場では、食鳥の疾病の有無と異常を確認するため、「生体検査」、「脱羽後検査」および「内臓摘出後検査」の順に検査を行っています。
おおわにシャモロックファームでは、２人の食鳥処理衛生管理者が常駐して、食鳥検査の業務を行っています。
微生物検査 |
■食肉製品の衛生管理
衛生検査(微生物検査)
○自社管理―社内衛生検査
・検査項目（一般生菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌）
○委託管理―公的機関委託検査
・検査項目（一般生菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属菌、カンピロバクター）
■食肉処理の衛生管理
清潔区域(食肉処理室)へ入室前に食品用作業服、帽子、マスク、長靴に着替え手指を消毒します。
入室の際は、粘着マットで靴底の埃等を取り除き、踏み込み消毒槽で消毒します。
食肉処理に使用するまな板、ナイフ等は毎日、殺菌庫で殺菌します。
食肉処理室の清掃と殺菌は、作業終了後毎日行います。
■鮮度管理
おおわにシャモロックファームでは、その日に処理した鶏肉は、その日のうちに、お客様のもとへ発送するよう心がけています。また、冷凍の商品についても、その日のうちに急速冷凍処理をして鮮度を逃さないよう計画的に処理をしています。
新鮮第一がおおわにシャモロックファームの基本です。
■『お客様へご注文についてのお願い』
計画的な処理を行い、新鮮な鶏肉を提供するため、3日前までにご注文をお願いします。
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