こんにちは、つるりです。
先日、熱海から東伊豆〜南伊豆〜西伊豆と、伊豆半島一周ドライブに行ってきました。
目的は川奈でのお寿司のランチだったのですが、熱海のパワースポットを始めとして海岸線の名所をぐるりとまわって、ちょうど夕陽の時刻に夕陽の名所に着くことができました!
春から初夏にかけて、だんだんと日が長くなり、気候も穏やかになるこの季節。朝早くから夕方遅くまで行動できる今こそ、おすすめの伊豆半島一周ドライブです。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
では、いってみよー!
伊豆半島一周ドライブ概要
伊豆半島は関東近郊からもアクセスしやすく、海沿いのドライブルートが絶景!特に日が長くなるこの時期は、移動時間に余裕があるため、1日で東伊豆から西伊豆まで効率よく巡ることが可能です。
今回ご紹介するモデルプランは、東伊豆の熱海からスタートして観光&川奈でランチ、城ヶ崎海岸の吊り橋を渡って散策、下田の街を散歩、西伊豆・堂ヶ島を通り、黄金崎で夕陽を眺めるまでの1日ドライブ旅。途中、パワースポットや絶景ポイント、地元で愛される寿司ランチなど、旅の魅力がギュッと詰まったルートです。
それでは早速、熱海のパワースポットからドライブ旅をスタートしましょう!
9:00 熱海スタート!朝のパワースポット巡り
伊豆一周ドライブのスタート地点は、関東からのアクセスも良好な熱海。温泉地として有名なこの街には、朝から訪れたい歴史深いパワースポットがあります。
走り湯(はしりゆ)〜海から湧き出す珍しい温泉
熱海市伊豆山の海岸沿いにある「走り湯」は、全国でも珍しい横穴式の源泉です。岩の裂け目から勢いよく温泉が流れ出る様子が「走るようだ」と言われたことからこの名が付きました。
- 日本三大古泉の一つに数えられます。次に行く、伊豆山神社が祀っている赤白ニ龍の頭の部分(両目、両耳、鼻、口)と考えられています。
- アクセス:国道135号から海岸線に降ります。見学無料。
- 日本三大古泉の一つに数えられます。次に行く、伊豆山神社が祀っている赤白ニ龍の頭の部分(両目、両耳、鼻、口)と考えられています。
中に入ると、温泉の湯気が立ちこめており、ボコボコという温泉の湧く音にドキドキ!ものすごい勢いで温泉が湧き出しています。
スチーム効果でメイクが落ち&髪の毛がモワモワになってしまうので、ちょっと注意が必要ですが、ものすごいパワーを感じ、この先の伊豆のドライブがますます楽しみになるスタートでした!
伊豆山神社(いずさんじんじゃ)〜赤白ニ龍のパワースポット
走り湯から車で上った場所にあるのが、伊豆山神社。長い石段の先にあるこの神社は、本殿から海に向かって参道の階段を下ると下宮の跡地があり、さらに伊豆浜に下ると先ほどの走り湯があります。また、本殿から山に登ると、海抜390メートルほどの山中に本宮がありますが、今回は本殿まで行きました。
走り湯から135線を越えて参道として階段がありますが、とても長いのでここは車で本殿下の駐車場まで!
伊豆山神社では、赤と白の龍が走り湯をつかさどる守護神として祀られています。芦ノ湖から走り湯まで赤の龍(火のパワー)と白の龍(水のパワー)を融合させて、温泉(走り湯)を湧き出させているんですね!
開運厄除けと縁結びの神社です。
赤白二龍(せきびゃくにりゅう)
伊豆山大神は霊湯「走り湯」を掌る湯泉の守護神にして強運・天下取りの神です。
また正しい御縁に導きくださり、一切の災からまぬがれ福徳が得られるという御利益があります。
走湯山縁起に拠れば“伊豆山の地下に赤白二龍交和して臥す。その尾を箱根の芦ノ湖に付け、その頭は伊豆山の地底にあり、温泉の湧く所はこの龍の両眼二耳鼻穴口中なり“とあります。赤龍は火、白龍は水の力を掌り、二龍の力を合わせて温泉を生み出すという最強の守護神です。
(引用元:伊豆山神社公式サイト)
- 源頼朝が源氏の再興を願った神社で、その後鎌倉幕府の初代将軍となりました。北条政子と密かに会っていた場所とも言われ、強運・開運と恋愛成就のパワースポットとしても人気!2人が座ったと言われる腰掛け石や、パワーをくれる光り石があります。
朝の清々しい空気の中で、本殿の下の駐車場から石段を登ってお参りをしました。
この2スポットを巡るだけでも、伊豆の歴史や自然の力強さを肌で感じられるはずです。朝の時間帯は比較的空いており、静かな中でしっかりとパワーチャージできます。
次は、今回の目的ランチ「伊豆太郎 伊奈店」へ向かいます!
ランチは「伊豆太郎 川奈店」でお寿司!
朝のパワースポット巡りで心身がリフレッシュされたあとは、伊豆の海の幸を味わうランチタイム。向かうのは、地元で愛される人気寿司店「伊豆太郎 川奈店」です。
伊豆太郎 川奈店とは?
友達に教えてもらった、「伊豆太郎 川奈店」。今回はここのお寿司を食べたくて旅先として伊豆を選びました!
川奈店の他にラスカ熱海店もありますが、135号線沿いの「川奈店」へ。
所在地:〒414-0044 静岡県伊東市川奈1257−97
営業時間:11時00分~14時30分、16時30分~20時00分(火曜日定休)
伊東魚市場仲買人の権利を持ち、漁港や漁師さんから「大衆魚や高級魚、漁師のツマミとなる魚」などを仕入れ、こだわりの美味しいお寿司と海鮮料理を提供します(引用:伊豆太郎公式サイト)
とのことで、美味しそうなメニューがたくさんでしたが、初めての訪問だったので、「近海地魚にぎりDXのセット」(3,480円)を注文!大きくて新鮮なネタのにぎり10貫、地魚のフライ、茶碗蒸し、布海苔の味噌汁と小鉢がついたセットで、大満足!
もっと時間があったら、ここのメニューをつまみにのんびり飲みたかったな〜!
川奈店は広く清潔で、座敷もあるのでファミリーやグループでもゆったり座れます。
お腹を満たして、午後は絶景を求めて、東伊豆の大自然を感じられる城ヶ崎海岸へと向かいます!
絶景の宝庫「城ヶ崎海岸」へ
お腹を満たした後は、伊豆の雄大な自然と海の迫力を体感できる絶景スポットへ。次の目的地は、「城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)」です。
城ヶ崎海岸とは?
城ヶ崎海岸は、約4000年前に大室山の噴火によって流れ出た溶岩が海に流れ込み、長い年月をかけて波に削られ形成されたダイナミックな海食崖(かいしょくがい)です。
約4000年前、大室山が噴火した時に流れ出した溶岩によってできた「城ヶ崎海岸」。全長約9kmのピクニカルコースと自然研究路を散策するのがおすすめ。特に全長48m×高さ約23mの「門脇つり橋」はスリル満点の絶景スポット。360度のパノラマ風景が楽しめる「門脇埼灯台」の展望台からは伊豆七島や天城連山を望むことができます。雄大な景色のほかにも、6月にはアジサイ、7月にはハマカンゾウやスカシユリ、秋にはイソギクやツワブキなどの可愛い花々が楽しめます。(引用元:伊豆・伊東観光ガイド)
長さ約9kmにわたる断崖絶壁の絶景スポット
「ジオパーク」にも認定されている地質学的価値の高いエリア
観光の中心となるのが「門脇崎(かどわきざき)」エリアで、城ヶ崎海岸吊り橋駐車場(500円)に停めると、吊り橋や灯台など見どころがコンパクトにまとまっており、短時間の散策にもぴったりですが、今回は通り過ぎてしまったので、城ヶ崎海岸遊歩道駐車場に停めました(700円。15分以内無料なのでトイレ休憩に使えますが、吊り橋までは片道15分以上歩きます)
以前、吊り橋に来たときは面倒くさくなって遊歩道は歩かなかったので、今回は強制的に歩けたので良しとします。歩きたくない人は、手前にある駐車場の方が安いので、城ヶ崎海岸吊り橋駐車場に停めてくださいね!
吊り橋まで、アップダウンのある遊歩道を歩き、途中「穴口」という海まで開いた穴を見て(これは結構怖かった)、断崖を見たりしながら15分で灯台に着きます。灯台からは、大室山などの山並みや島などの景色がぐるりと見えるのですが、当日は曇りだったので、山並みは見えましたが、島は見えませんでした。
写真で見るとわかりづらいですが、のぞいたら、海までぎょっとするほど深い穴が開いています。
そこから、
「門脇吊り橋」へ。この吊り橋は全長48m・高さ23mあり、断崖の上にかかっています。眼下に打ち寄せるクリームソーダのような色の波と岩礁が大迫力!長さはそれほどありませんが、高度感があり、揺れるのでスリル満点!風も強いのでスマホを落とさないように注意してください。
灯台や吊り橋からの絶景を堪能した後は、駐車場までの道を戻ります。道が2本に分かれていますが、海沿いではない道がアップダウンが少なくて歩きやすいです。行きに海沿いを歩いたので、帰りは楽な方を選びました。
伊豆の自然の力強さと海の美しさをダイレクトに感じられる城ヶ崎海岸を楽しみ、寄り道をしながら下田に向かいます。
金目鯛で有名な稲取漁港直売所「こらっしぇ」と柑橘類がたくさん売られている「伊豆オレンヂセンター」、桜並木が有名な河津では「峰温泉大噴湯公園」に寄りました。
「こらっしぇ」では海産物の他に、農産物も売っていて、下田産のイチゴが安くて美味しかったです!
「伊豆オレンヂセンター」では試食をしてニューサマーというサクサクと甘い白い部分ごと食べる柑橘類を買いました。生搾りジュースは柑橘系とブルーベリーの2種類飲んでみましたが、どちらも甘くてびっくり!
峰温泉大噴湯公園は、お湯が柱のように噴き出すのが見られるのですが、タイミングが悪くて40分ほど待たなくてはいけなかったので、今回は諦めました。
南伊豆・下田で歴史と港町の風情を味わう
伊豆半島の東海岸を南下し、南伊豆の中心地・下田(しもだ)に到着します。ここは日本の歴史に名を刻んだ開国の地。1854年、アメリカのペリー提督が率いる黒船艦隊が来航し、日本が鎖国を解いた歴史的な場所なんです。今では静かで穏やかな港ですが、その背景にある激動の歴史を思い浮かべながら歩くと、旅の深みが増します。
行った日はたまたま、下田最大のイベント「黒船祭り」の最終日でした。15時を過ぎていたので閉会式に向かう時間でしたが、たくさんの出店で賑わっており、コスプレしている人もたくさんいて、みているだけで楽しかったです。
パレードや花火の日もあるので、黒船祭りに合わせて予定を組むのも楽しそうですね。
また、「ペリーロード」と呼ばれる散策路があります。下田港近くの稲生沢川沿いに伸びるこの通りは、ペリー一行が了仙寺で日米和親条約付録下田条約締結のために行進した道です。石畳や小さな橋、川沿いの柳や花が綺麗で、古民家を利用したカフェや雑貨店も点在しているので、写真を撮りながらのんびり歩くのも楽しそう!
西伊豆の絶景ドライブ:堂ヶ島と黄金崎
伊豆松島「堂ヶ島」
南伊豆の歴史ロマンに浸った後は、いよいよドライブのクライマックス、西伊豆エリアへ。ここでは、奇岩が織りなすドラマチックな絶景が!
下田から堂ヶ島までは、海岸沿いを走らず、内陸を通って少しショートカットしました。西伊豆を代表する景勝地が堂ヶ島(どうがしま)は大小の島々と複雑な海岸線が織りなす風景で「伊豆の松島」とも呼ばれています。
遊歩道を歩くと、まず現れるのが「天窓洞(てんそうどう)」と呼ばれる海食洞窟。天井がぽっかりと丸く開いた天然のドームで、着いたのが17時だったので、こんな大きな穴を開けてしまう自然のパワーの凄さに怖いくらいでしたが、光が差し込むと海面が青く輝き「青の洞窟」と呼ばれる幻想的な光景が見られます。遊覧船で海の側から見ることもできるので、次回は海側からの景色を見て見たいなと思いました。
さらに歩くと、干潮時には道が現れて海を渡ることができるトンボロや亀岩などの奇岩を見ることができます。アニメ「ゆるキャン△」のロケ地としても有名で、トンボロを歩いて渡ってみたいな!
旅のフィナーレは夕陽の名所「黄金崎公園」「富士見の丘」
そして、伊豆一周ドライブの最後を飾るのが、夕陽の名所「黄金崎(こがねざき)公園」。その名の通り、夕暮れ時になると断崖絶壁の岩肌が黄金色に輝くことからこの名が付きました。
駐車場から遊歩道を歩くと、「馬ロック」という馬の頭に見える岩が見えます。鼻の穴みたいだね〜と話していたのですが、馬の頭と聞くと馬の頭にしか見えなくなってくる不思議!
さらに遊歩道の階段を歩くと、富士見の丘に到着。その名の通り、晴れた日には富士山と夕陽を眺めることができる場所なのですが、この日はあいにくの曇り空だったので、どちらも見ることができず。ここはリベンジしたなくては!
夕陽の沈む時間は、春から夏にかけては18:30〜19:00頃なので、堂ヶ島からのドライブ中または富士見の丘公園で沈む夕陽を眺めることができます。
まとめ
伊豆半島ドライブ一周、いかがだったでしょうか?ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
伊豆は見どころ満載なので、それぞれのポイントに絞ってまた遊びに来たいです。今回は時間の関係で寄りませんでしたが、海沿いにも山側にも温泉がたくさんあります。
晴れた日にまた来たい!何度でも遊びにきたくなる魅力的な場所です!
では、また!
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