こんにちは、つるりです。
横浜で話題になっている没入型探検『ホライゾン・オブ・クフ』を体験してきました。古代エジプトをテーマにした壮大なスケールのこの作品は、VR(バーチャル・リアリティ)技術を駆使して、まるで現地に立ち、ピラミッド内部を探検しているような没入感を味わえる、というもの。
SNSやメディアでも評価が高く、世界15カ国で150万人以上が体験ということで、入る前からワクワク!そして、いやーーー、VR(バーチャルリアリティ)こんなすごいことになっているとは。驚きました!
詳しく解説します!
では、いってみよー!
『ホライゾン・オブ・クフ』とは?
『ホライゾン・オブ・クフ(Horizon of Khufu)』は、古代エジプトの世界を最先端のVR技術で再現した、没入型探検ができる、バーチャルリアリティ体験です。
場所:アソビル(ASOBUILD)3F 大型XRエンタテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」
横浜駅東口から徒歩約2分の複合型体験エンターテイメントビル「アソビル(ASOBUILD)」の3階です。
みなみ東口通路を使えば駅から直結でアクセスも非常に良く、天候に左右されずに楽しめるのがポイント。
「IMMERSIVE JOURNEY」は2024年12月1日にオープンした大型XRエンタテインメント施設とのことなのですが、
XRとは、「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」の総称です。
ストーリーを軸とした新しいXR体験を続々提供!
~第一弾は日本初公開、古代エジプトを舞台にしたクフ王とピラミッドの物語。日本語訳監修は吉村作治先生。広大な空間を探検できるイマーシブ(没入感)体験!~
VRエンタテインメント「Horizon of Khufu」
(情報提供元:アソビル公式サイト)
とのことで、これからもどんどん、こういうXR体験ができるようです。楽しみすぎる!
どんな作品?
物語の舞台は、現代のエジプトと古代エジプト。
巨大なピラミッドを築いたことで知られるファラオ、クフ王(Khufu)の時代を追体験する内容です。参加者はVR空間内で、考古学者の視点からクフ王のピラミッド内部を探検したり、4500年前にタイムスリップしてミイラを作る様子などを垣間見たりできます。
特筆すべきは、フルスケールで再現されたギザの大ピラミッドの内部やエジプトの街を見下ろすダイナミックさ!実際の遺跡・発掘調査をもとに緻密に構成された仮想世界です。建築学的・科学的・歴史的なデータにしっかり基づいている上に、一般公開されていない場所や、古代エジプトの様子をみることができるんです。
ちょっとおっちょこちょいのガイドさんに代わって、途中からバステトという女神様の化身の猫ちゃんが案内してくれるのも嬉しい!
VRならではの臨場感
『ホライゾン・オブ・クフ』では、実際に歩いて探検する感覚を味わえます。古代の人たちからは私たちの姿は見えない設定なので、たとえばミイラを作る儀式では、王族が見守る中で、棺の中を覗けちゃったりもします。
広大なピラミッド内部を見ながら説明を受けたり、猫ちゃんの案内でピラミッドの上からの景色を眺めたり、そこにクフ王の船が近づいてきて、乗船してナイル川を移動したり・・・現実と歴史的な空間を次々と移動して、実際にはそんなに動いていないのですが、VRヘッドセットを通じて360度すべてが現代のエジプト&古代エジプトという圧倒的な世界観の中、一緒に参加している友達としゃべれるので感動を分かち合えて、まるで一緒に旅をしているみたい。
今まで体験したことのあるVRはシューティングゲームなどのせいぜい10分間程度のものでしたが、45分間と時間も長いし、なんといっても奥行きというかスケールが本当にすごくて、ゴーグルつけて歩き始めて景色が変わった時にブワッと空間が広がって「わーーーー!」と感動して見回してしまいました!エジプト行ったことないけど、本当にエジプトにいるみたいな感覚。圧巻でした!
無機質な空間が、一瞬で広大なエジプトに!
詳細について
体験概要
入場から1時間 体験時間:約 45 分 (ヘッドマウントディスプレイの着脱や説明等に別途 15 分程度)
会場
横浜アソビル IMMERSIVE JOURNEY 神奈川県横浜市西区高島 2-14-9 アソビル 3F 横浜駅直結
チケット購入方法
当日券もありますが、混んでいたら待つことになるので、事前のオンライン予約が安心です!
チケット料金(※2025年5月現在の情報)
一般 休日:5,000円/1名
平日:4,000円/1名
※4名以上の場合は団体チケットがあります
グループ割(4名以上/税込)
土日祝:4,500円/1名
平日:3,800円/1名
※1回の体験可能人数は1 名~4 名です。 (5 名以上の場合は 2 つのグループに分かれて体験可能です)
所要時間と当日の流れ
体験の所要時間は、1時間。
当日の流れ:
受付で説明・注意事項を確認(70歳以上の方は車椅子の利用か両脇を誰かが支えることになります)
- 荷物をロッカーに預けます(ロッカーの鍵はかちゃかちゃいうので、ポケットにしまった方が良いです)
列に並んで、自分の名前の登録を機械で行なってから、簡単な説明と機材の装着(VRヘッドセット)
約45分のVR体験スタート
終了後、説明エリアや物販コーナーあり
良かった点・気になった点
『ホライゾン・オブ・クフ』は、全体として非常に完成度の高いVR体験でしたが、その中でも特に印象に残った良かった点と、あえて挙げるとすれば気になった点を率直にご紹介します。
良かった点
① 圧倒的な没入感とスケール感
何と言っても、ピラミッドの中を実際に探検しているかのような没入感は唯一無二でした。
天井の高いピラミッドの内部や狭い通路、ピラミッドの上からの景色、ミイラを作る儀式の様子・・・細部まで作り込まれた仮想空間は、もはや、現地旅行&タイムスリップ&体験型の博物館!
② 学術的な裏付けに基づいたリアリティ
この作品がただの“アトラクション”に終わっていないのは、考古学的な正確さがあるから。歴史を忠実に再現することを目指して制作されていて、ハーバー大学の教授と「ギザ・プロジェクトチーム」の協力により、全ての情報が建築学的・科学的・歴史的データに基づいているそうです(パンフレットから引用)。
「学べるエンタメ」としての価値が素晴らしいと感じました。
③ 初心者でもわかりやすいシンプルさ
VR体験が初めての人でも迷わず楽しめるように、操作はシンプルで説明も丁寧。
ゴーグルの装着や歩行範囲もスタッフが丁寧に説明してくれるため、不安なく参加できます。
気になった点
気になった点は、場所が狭いことですね。
VRヘッドセットをつけて見る世界は広大ですが、実際はとても狭い場所で、たくさんの人が入り乱れて、VR内で表示される指示通りに動いて奇跡的にぶつからずに歩いている状態です。
グループの仲間以外は、白い幽霊のような状態で表示されて、避けながら歩けるのですが、VRに表示される人影と実際の距離感がちょっと違うので、仲間ともちょっとぶつかってしまったりする状態なので、車椅子を押して移動している人などは、周りの人との距離感に注意が必要で、没入できないかもと思いました。
また、他のグループも近くで別の映像を見ている状態なので、話している声が気になったりして、没入から現実に引き戻される&没入できないシーンがありました。
ということで、もうちょっとスペースに余裕があって、シーンごとに部屋を移動できたりしたら良いのに〜と思いました。そしたら、そのシーンに合った香りや風なども体験できますよね〜!
まとめ
『ホライゾン・オブ・クフ』は、XRという「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」という最新技術を駆使した、想像以上の体験でした!
古代エジプトの学術的なデータと最先端の映像技術の融合で、「旅行」と「時間旅行」と「学び」を体験できます。
エジプトに興味がある人
VRを体験してみたい人
ちょっと変わったアクティビティを楽しみたい方
今後、こうした体験型VRコンテンツがもっと身近になったら、旅行に行けなくても、その時代を知らなくても、リアルな体験ができる!夢が広がります!世界各国バージョンをどんどん作っていただきたい!と強く希望します。
ということで、ホライゾン・オブ・クフは、とってもおすすめの体験でした。景色を見ることに夢中になり、説明を聞いていないところもあったので、また体験したいです。
アソビルは、1階にグルメフロアがあるので、『ホライゾン・オブ・クフ』の後に感想を分かち合いながら飲むっていうのも良いですね!
では、また!